製材所の仕事
松井製材所は近隣の原木市場や森林組合から、社員が一本一本適正な用途を見極めながら丸太を買い付けています。
主にスギやヒノキ、ノトヒバなどで、南砺市福光の本社工場で大型の機械を使って丁寧に原木を製材します。一本一本の丸太を挽く際には、 木の性質をよく見極めて、どの材面を出せば住宅の「構造材」として強く、または「板材」として美しい表情を見せるだろうかと考えます。
挽いた木材はまず、風が通るよう間隔を空けて10カ月から1年ほど自然乾燥させます。急激に乾燥させた場合、木材に割れや収縮が生じる恐れがあるため、まずはじっくりと水分を抜きます。その後、低温の乾燥機で含水率を15%以下にし、もう一度、1カ月程度自然乾燥させます。これにより、木材本来の強さと色つやを生かした素材に仕上がります。
製材技術
素材の良さを引き出しながら、原木を多様な用途に加工することを強みとしています。熟練の技術を持つ社員が、伝統の祭りを彩るぼんぼりから地元特産のかき餅の枠など、地域のお客さまと相談を重ねながら多様な製品を制作しています。2カ所ある製材加工拠点には、6面加工機のモルダーや自動油圧製材機など充実した設備をそろえます。住宅素材はフローリング材から長さ最大10㍍の丸太から採る梁(はり)桁の製材も可能です。木目や強度に目を配りながら、丁寧に製材加工を行います。
お客さま所有の山の木を使って家を建てたいとのご希望にも応じ、丸太を製材費を頂いて希望される材に挽く「賃挽き」も承っております。